”20~30年間、自分が選んだ投資商品に毎月○万円投資する”
一見簡単そうに聞こえますが、実は出来ているのはほんの一握りなのです。
つみたてNISAで投資デビューして2年目の私も驚きました。
だからこそ、積み立てをやめてしまうパターンを事前に理解しておき、それに対する心構えをしておこうと思います。
本記事では、長期積立投資の継続が難しい理由とその対策について話していきます。
長期積立投資の継続が難しい理由3選
世界情勢や風潮の変化
まず、20~30年という長期で積み立てをしていると必ず○○ショックという相場を経験することになります。
そのようなときに、今までの証券口座の含み益が打って変わって元本割れを起こすこともあり得ます。
さらに、そのような○○ショックなどの下落局面では、「まだ米国の投資信託を積み立てているの?」「株の時代はもう終わったよ?」などの情報がニュースやSNSで目に入ってしまうため、積み立てをやめたり狼狽売りをしてしまいます。
では、そのような「世界情勢や風潮の変化」に惑わされないためには、どのように備えておくのが良いでしょうか?
それは、情勢の変化は必ずあると前もって想定しておくことです。
例えば、「株式は歴史的には○○ショックがあっても、その後は右肩上がりに成長する!米国なら長期的な成長が見込める!」という情報を聞いて、とりあえず米国株の投資信託の積立を始めた方もいると思います。
しかし、2000年代には米国株の低迷時代がありましたし、現在の風潮が今後数十年続かないということを想定しておくというのが良さそうです。
投資への期待感が大きすぎる
月に○万円を年利平均○%で運用した結果、○○年で○○万円に!というシミュレーションがあります。これを見て、そんなに儲かるならやってみよう!と始めると、実際とは大きく異なることが分かります。
このように、期待とは異なる結果になると騙された気がして積み立てをやめたくなってしまいます。
これに対する備えは、運用結果に期待しないことです。
具体的には、投資とは良い距離感をとることが方策としてあります。
例えば、日々の値動きが気にならないように現金クッションを多めに確保したり、自己研鑽をしてみたり、没頭できる趣味を見つけたり。
このように、投資のパフォーマンスが日常生活にあまり影響しないような距離感でいると、メンタルも保てますしドッシリと構えて積立投資できます。
投資する目的を見失っている
投資する目的は様々ですが、目的なしに進めてしまうことは良くないです。
目的地を決めずに航海すると舵取りもどうすればいいか分かりませんし、どこか分からないところに漂着してしまいます。
また、最初に決めていた目的が時間の流れで変化することも考えられます。このようなときにしっかりと軸をもって積み立てを続けられるかの分岐点となります。
やるべきことは、将来の生活を見据えて、定期的に投資方針・目的の見直すことです。
長期に渡る積み立ての途中で、ライフプランやマネープランの変化は間違いなく起こります。それと同時に、現在の投資方針が目的に沿っているか確認して自分の投資に対する軸が定まることで、他に惑わされない土台が出来上がっていきます。
まとめ
- 長期積立投資をやめてしまうパターンを事前に知っておこう
- まずは、自分の投資目的に応じた投資方針を決めて淡々と実行しよう
- 投資に過度な期待はせず、心地よい距離感で続けていこう
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