おすすめしない投資手法にはどんなものがある?

長期で行う資産形成において投資手法に正解はありませんし、最適かどうかは人によるという結論になります。

しかし、再現性に乏しいもの万人にはおすすめできない投資が一定数存在します。
本記事では、長期投資という視点でおすすめできない投資について話していきます。

目次

長期投資を行うために大事なこと

投資期間が20~40年となるような長期投資を前提に資産形成を始めるなら、以下のようなポイントは押さえておきましょう。

  • 投資目的や方針を決めておく
  • 半年~2年分の生活費を貯めてから始める
  • 自分のリスク許容度を知っておく
  • ギャンブルには手を出さない(趣味や娯楽は除く)

投資目的や方針を決めておく

投資する目的が不透明なまま始めてしまうと、資産形成期の最中に「何のために投資をしているんだっけ?」と疑問を抱くようになり、投資のモチベーションが保てなくなります

投資方針も重要です。
情報技術の進化スピードは年々早くなっているため、世界のトレンドや情勢は目まぐるしく変わっていきます。これにより、長期投資の前提が投資を始めたころとは変わったり崩れる可能性もあります。

日々の世界経済のトレンドにアンテナを張るのと同時に、投資に対する自分なりの価値観や軸を持っておくことでブレない資産形成を続けることができます

半年~2年分の生活費を貯めてから始める

投資は余剰資金でしましょう」というのは、もはや聞いたことがない人はいないでしょう。

歴史を見ると、長期的な資産形成の過程では高確率で記録的暴落を経験することになります。
そんな暴落の最中でもコツコツと積立投資ができるためには生活基盤が整っていて、数ヶ月~数年の生活に困らない貯金があると心強いです。

自分のリスク許容度を知っておく

長期投資であれば、日々の株価や経済ニュースに惑わされずにどっしりと構えるためにも自分にあった「リスク許容度」が必要です。

リスクをうまくコントロールすることで、投資で致命傷を負うような失敗を避けることができます。
詳しくは別記事「投資を始める前に知っておきたい!自分の「リスク許容度」」もご覧ください!

ギャンブルには手を出さない(趣味や娯楽は除く)

ギャンブルはその特性上、一発逆転 or 大損失の可能性があります。

リターンを求めて適正なリスクを取ることは重要ですが、身の丈以上の損失リスクを負うことは長期投資にはそぐわないものです。

長期投資は平均利回り3~5%を狙う投資手法です。
短期で数倍になるものではないため、レバレッジをかけた取引・仮想通貨・宝くじとは異なり地味なものなのです。

しかしながら、ハイリターンが狙える商品が魅力的に見えるのも理解できますし、興味が湧くことは自然なことだと思います。その場合は投資とは切り離して考え、予算を設けて趣味・娯楽と割り切ることをおすすめします。

おすすめしない投資手法

では、おすすめしない投資手法とはどんなものでしょうか?
以下に例を挙げています。

リスク許容度を無視した運用

自分が取れるリスク許容度以上のリスクをとると、思いもよらない損失により継続投資が怖くなったり、「投資なんて止めてやる!」と、世界から退場することに繋がります。

FXレバレッジ投資

信用取引と同様に、金融機関に預けたお金の数倍の資金を動かして取引ができ、うまくいけば大きな利益を狙えますが失敗による損失で借金を背負う可能性もあります。

手元資金以上のお金を運用することができますが、身の丈以上のリスクを負うため、長期投資には適しません。

仮想通貨(暗号資産)・NFT(非代替性トークン)への投資

ここ数年で注目を集めているのがビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨(暗号資産)やNFT(非代替性トークン)です。
徐々に認知が広まってきていますが、その将来的な価値は未知数です。

長期投資の視点で考えると、そもそも投資対象は長期的に見て価値が上がるものを選択するのが合理的ですから、現時点ではどちらも投機対象の一種と考えています。

実は私、少額ではありますが暗号資産とNFTを所有しています。
個人的には、初めからWeb3.0の勉強・経験だと割り切っています。

まとめ

  • 長期投資で大事なことを再度押さえておこう
  • 身の丈以上のリスクを取った投資手法や投資対象は長期投資に適さない
  • 興味がある場合は少額で始めて、娯楽・経験であると割り切る

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