投資による運用益が非課税になるNISAとは?

近い将来、人生100年時代の到来も現実的となってきました。そのため、国が優遇制度を用意し個人の資産形成を後押しする形となりました。「公的年金だけでなく、自助努力でも老後に備えてね」という思いもあるかと思います。

本記事では、投資を始めるなら絶対に使うべき制度であるNISAについて話していきます。

目次

NISAとは?

NISA(少額投資非課税制度)は、投資で得られた運用益にかかる20.315%の税金が非課税になるお得な制度です。

NISAには「一般NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」の3種類があり、それぞれ特徴があります。

各NISA制度の特徴

下の表のように、非課税期間・年間投資可能枠・投資対象商品などが異なります。

一般NISAつみたてNISAジュニアNISA
対象者日本在住で20歳以上日本在住で20歳以上日本在住で0~19歳
投資できる期間2023年まで
(2024年から新NISA)
2042年まで2023年まで(制度終了)
非課税期間5年間投資した年から20年間投資した年から5年間
年間投資
上限額
120万円40万円80万円
投資対象
商品
上場株式・ETF・REIT・投信金融庁が定めた基準を満たす投信・ETF上場株式・ETF・REIT・投信
投資方法一括買付・積立積立のみ制限なし
資産の
引き出し
いつでも引き出せるいつでも引き出せる2023年までは本人が18歳になるまで引き出し不可
参考:金融庁HP「NISAとは?

おすすめは「つみたてNISA」

これから投資を始める方には、つみたてNISAがおすすめです。理由は次の4つ。

  • 長期積立を行うことで、じっくりと資産形成に取り組める
  • 対象商品は、資産形成に適格であると金融庁からのお墨付きがあるもの
  • 少額(例えば100円)から投資できる
  • 運用益が非課税

「投資」と聞くと初めに種銭が必要と感じて、なかなか足を踏み出せない方もいますが、このように少額から少しずつ始められ、利益が非課税となるオトクな制度を使わない手はありません。

つみたてNISAは非課税期間が20年であるため、制度を最大限に活用するためには数年以内に使うお金は運用に回すべきではありません。すなわち、すぐに老後資金が必要となる50~60代の方よりも、老後まで運用期間を長く確保できる20~45代の方におすすめです。

まとめ

  • NISAは少額から投資ができ、得た利益が非課税になるオトクな制度
  • 投資のキホンである長期・積立・分散に取り組もう
  • 投資初心者は「つみたてNISA」がおすすめ

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