長期目線で投資をする際にはコスト意識を持つことが重要です。
特に「手数料」は資産運用や資金移動の際に大きなコストとなって結果に響いてきます。
本記事では、資産形成において大事な「手数料」について押さえて、運用結果にどれほど影響があるのかを話していきます。
目次
投資商品の手数料
投資商品 | 手数料 | 金額または手数料率 |
---|---|---|
株式 | 売買手数料 | 例)楽天証券 1約定ごと(5万円まで)の場合55円 |
債券 | 外国債券の場合、為替手数料 | 例)楽天証券 買付・売却時:25銭 |
投資信託 | 販売手数料 信託報酬 信託財産留保額 | 購入金額の0~3%程度 純資産の0.1~3% 元本の0~0.3% |
外貨預金 | 為替手数料 | 例)楽天証券 預入・引出時:25銭 |
生命保険 | 販売手数料 | 円建て:保険料の2~3% 外貨建て:保険料の6~8% |
手数料は金融機関や商品ごとに異なるため、運用商品を選ぶ際にはより安いものを選択しましょう。
最近ではインターネットのみで申込を受け付けることで、手数料を低く抑えた商品も出てきています。
このように、資産運用を誰でもできるような環境が整ってきています。有効に活用していきましょう。
運用コストである「信託報酬」が結果に与える影響
ここで、運用利回りが3%で同じ2つのファンドA,Bに毎月3万円積み立てた際の運用シミュレーションを比較してみましょう。ただし、ファンドA,Bはそれぞれ信託報酬が0.2%,1.0%と仮定します。
たった0.8%の差がどれだけの差を生むのか確認してみましょう!
はじめの数年はあまり差が見られませんが、だんだん差が開いていき、30年後には約200万円もの差がついています!
信託報酬が高い=良いリターンを生む商品 という誤解も一部あるようですが実際は関係ありません。
長期で積立投資をする際には是非、コストに目を向けて運用商品や手法・方針を決めていきましょう!
まとめ
- 投資商品を選ぶ際に大事な「手数料」には、どのようなものがあるか知っておこう
- 手数料は金融機関や運用商品で異なるため、より安い商品を選択しよう
- たった数%の運用コストの差が長期的な結果に大きく影響を与える
コメント