「住宅は買うべきか、それとも賃貸か?」
長く語り継がれるテーマですが、時代の流れや価値観の変化によって考えが変わってきているのはご存知でしょうか?
本記事では、持ち家と賃貸のメリット・デメリットを改めて確認します。
さらに、FIREを目指す上で住宅をどうするか、私の考えを述べたいと思います。
持ち家・賃貸のメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
持ち家 | ・老後の住まいが確保できる ・住宅ローンを完済すれば住宅費が不要 ・住宅ローン控除が使える ・場所や間取りの自由度が高い | ・気軽に引っ越せない ・メンテナンス費用が必要 |
賃貸 | ・ライフスタイルに応じて場所や間取りを変えられる | ・一生、家賃の支払いが続く ・老後に契約を更新できない可能性がある |
一般的に言われるそれぞれのメリデメを上表にまとめました。
比較するポイントを金銭面と自由度の高さの2つに絞ると、持ち家は現役のうちに優遇制度を使える上、老後の住宅問題の解決になる。場所や間取りの自由度は高いが引っ越しにくい、さらにメンテナンス費用がかかります。
賃貸は何と言っても身軽に引っ越せるため、例えば”子育て期間は広めの部屋に住み、子供の独立後はサイズダウンして夫婦で暮らす”と、このようにマネープランの見通しが立ちやすい点もあります。
一方、老後における部屋での孤独死リスクを大家さんは回避したいために高齢者の契約を断るケースがあるそうです。孤独死保険での対策もありますが、契約更新できない可能性があることは念頭に置いておくべきでしょう。
住宅に対する私の考え方
結論:FIREを目指す過程は賃貸一択、老後には住宅購入も視野に
先に結論を述べますと、FIREを目指す過程は賃貸一択で、老後には住宅購入も検討の余地ありです。
というのも、持ち家では資産形成期における住宅ローンの支出は非常に足かせになりますし、収入が減ったりリストラされた際に引っ越して家賃を下げるなどの対策がありません(一時的に返済期限の延長はありますが)。
さらに、災害大国の日本において家を持つことはそれによる資産価値の減少や修繕費用も考えなくてはいけません。この記事の執筆時現在、私は24歳なので首都直下型地震や南海トラフ地震を生きているうちに経験することは明白です。むしろ被災しないことのほうが奇跡でしょう。
このことから、住宅取得のために毎月十数万円を30~40年払い続けることは割に合わないというのが私見です。
また、持ち家は近隣住民との付き合いにも関係があります。もしかしたら、自分が迷惑行為に遭うかもしれません。そんなときに、引っ越せるかどうかはかなり重要なポイントになってきます。
しかし、老後になると前章で書いたように契約更新できない可能性もあります。そのリスクヘッジとして、住宅を購入することも視野に入れておくと万全です。
マイホームを建てることを夢にしている場合を除いて、賃貸一択かなと考えます。
まとめ
- 持ち家は老後の住宅問題の解決になるが、金銭面や身軽さから慎重に考える必要あり
- 賃貸は身軽さが魅力、終活も念頭に置いておこう
- FIREを目指す過程では賃貸一択(私見)
- 最後の決断は個人の価値観次第
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