マネープランってどうやって立てればいいの?

何故か将来のお金の不安が消えない…、そんなときにはマネープラン

ライフプランを作成したら、次はマネープランを作成することでお金の不安をより小さくできます。

まだライフプランを立てていない、もしくは立て方が分からない方は別記事「ライフプランってどうやって立てればいいの?」をご覧ください!

目次

マネープランとは?

人生で起こるライフイベントに備えるためや、目標の実現を金銭面で支えるために計画を立てることです。

これから起こる支出を可視化することで、将来の見通しが良くなり、行動につなげやすくなります。

マネープランを作成する手順

マネープランを作るために、まずは以下の手順でやってみましょう。

  1. これからの人生にかかる費用を集計
  2. これからお金をいくら貯められるかを調べる
  3. 1,2をもとにキャッシュフロー表を作成する
  4. 不足する金額を確認

日本FP協会の家計のキャッシュフロー表を参考に作成してみてください!
Excel版とPDF版がDLでき、PCでの作成は勿論、印刷して書き込んで作成することも可能です。

足りない金額をどうやって用意するか?

上記の実践後、お金が不足しなかったということは極めて稀かと思われます。
大丈夫です、マネープランを立てる際に、自分の理想まで程遠い…絶望を味わうのが大多数です。

しかし、どうしても目標は実現させたいものです。

この章では、足りない金額をどうすれば用意できるかを考えます。
方針としては大きく3つあります。

  • コストカット
  • 収入を上げる
  • 資産運用を取り入れる

コストカット

月の生活費を削減

まずは、1ヶ月の支出を家計簿をつけるなどして把握しましょう。

そこから、意外に使っていたもの無駄な浪費だったな…ということを洗い出してみましょう。

また、コストカットは節約とは異なります。生活の質や満足度をできるだけ下げずに、支出だけを抑えることがコストカットです。好きな趣味にお金をかけられないで心が貧しい生活をするようでは、長続きしません。

自分が納得することやものにお金を使い、そこまで生活の質に直結しないものには財布の紐を固くする。このことは「支出の最適化」と表現され、お金と上手に付き合う上で大事な考え方です。

ライフイベントにかかる金銭コストを削減

いくら理想を掲げても「無理なものは無理」な場合があります。

そこで、いくらばかりかの妥協も時には必要になってきます。

例えば、結婚式において「ハワイで挙式したい」という願望があり、その実現が難しいものだとしたら、「挙式は国内で比較的安く済ませて、新婚旅行でハワイに行く」などの選択肢も考えられます。

勿論、新郎新婦での価値観のすり合わせは必須です。金銭感覚のずれも夫婦喧嘩の要因の1つとなっていますし、より良い選択のためにも理想と現実のギャップはしっかり認識・共有しておく必要があります。

収入を上げる

本業の収入UPにつながることを始める

支出の見直しをしても、やはり限度はあります。

そうなると、収入を上げることを意識しなくてはいけません。方法としては以下の3つがあります。

  • スキルを磨く
  • 資格試験の勉強をする
  • 転職活動をする

自分の市場価値を上げるためにも、スキルを磨くことや資格取得を目指すことが収入につながると思われます。

また、自分の市場価値がどのくらいあるのかを知るためにも転職エージェント等を活用して、もっと好条件の職場があるか探すことも視野に入れてみましょう。

副業を始める

本業とは別にサイドビジネスを始めることも選択肢の1つです。

メリットしては、本業とは異なるスキルを獲得できる、収入の柱を増やせることが挙げられます。

しかし、dodaの「最新の副業実態調査」によると副業をしている割合は全体の8%、検討中と回答したのは17.8%という結果にとどまり、副業があまり浸透していないことも事実です。

また、副業で稼げるまでには退勤後や休日の時間を活用していることから、すぐに収入につながるものでないと言えます。

筆者も副業を始めるより、まずは本業での収入UPに力を入れることをおすすめします。

資産運用を取り入れる

お金の準備の手段は預貯金だけではありません。

時間を味方につけて、資産運用をすることでお金に働いてもらうことができます。

例えば、「老後に2000万円不足することが分かっていて、それを65歳までに用意したい」という目標を掲げている35歳がいるとします。

預貯金のみでコツコツ準備するには

2000万円 ÷ 360ヶ月 = 55555円 

つまり、毎月55555円の貯金が必要であるということになります。

一方、30年間毎月コツコツ積み立てを行い、複利運用をした結果が以下の通りです。

出典:楽天証券 積立かんたんシミュレーションより

求めるリターン(平均利回り)によって毎月の積立額が変わってきますが、貯金よりは少ない金額で用意できることが分かります。

補足

運用期間30年の長期運用においてリターン2%はかなり保守的な運用とされています。
また、全世界に広く分散された株式で30年運用した際の平均利回りは6~7%とされているため、比較的再現性があると言えます。(注:勿論、過去の運用結果であるため今後も同じになるとは言えない)

このように、時間を味方につけた資産運用を取り入れることで目標の実現に近づくことができます。

今回の例では、老後資金の準備として資産運用を紹介しましたが、5~10年などの比較的近い将来に備えるには適しません。短期の運用では元本割れのリスクがありますし、1000万円までの元本保証のメリットや流動性の高さから銀行への預け入れが適しています。

まとめ

  • 目標の実現のためにも、マネープランを作成しよう
  • 不足するお金を用意する方法として大きく3つ「コストカット」「収入を上げる」「資産運用を取り入れる」を紹介した
  • 生活の質・満足度をできるだけ下げずに、支出をカットしよう
  • 自分の市場価値を高めよう
  • 自分の市場価値を知るためにも、転職活動をしてみよう
  • 長期での資産運用を取り入れることで、預貯金で準備するよりも少ない金額で済む
  • 5~10年以内に使うお金は預貯金で用意しよう

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

コメント

コメントする

目次