【VYM】安定感抜群!コスト・増配率・銘柄分散に優れた米国高配当ETF

比較的安定した配当金が受け取れて、長期的に見て値上がりも期待できるETFがあったら嬉しいと思いませんか?
そんな方にオススメなのが、今回紹介するVYMです!

本記事では、高配当ETFの中でも特に人気な”VYM“について紹介をしていきます。

目次

VYMの概要

VYMの基本データを以下にまとめました。

資産運用会社バンガード
設定日2006年11月
銘柄名Vanguard High Dividend Yield ETF;
バンガード・米国高配当株式ETF
連動指数FTSE High Dividend Yield Index
組入銘柄数1443
配当利回り23.29%
経費率0.06%
12022/10/02確認時点
2配当利回りは直近1年間の配当金を株価で割った値

提供は米国の3大資産運用会社の1つであるバンガードです。
今後1年の予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を、時価総額加重平均型で組み入れています
注意点としてはリートが対象外なこと。

特徴としては、高配当株式ETFでありながらも組入銘柄数が多いこと、経費率の低さが挙げられます。

構成上位10銘柄

VYMへの組入比率がTOP10の銘柄について見てみましょう。

ティッカー社名セクター組入比率[%]
1JNJJohnson & Johnsonヘルスケア3.10
2XOMExxon Mobil Corp.エネルギー2.94
3JPMJPMorgan Chase & Co.金融2.42
4PGProcter & Gamble Co.生活必需品2.40
5CVXChevron Corp.エネルギー2.27
6HDHome Depot Inc.一般消費財2.17
7PFEPfizer Inc.ヘルスケア1.86
8LLYEli Lilly & Co.ヘルスケア1.85
9KOCoca-Cola Co.生活必需品1.76
10PEPPepsiCo Inc.生活必需品1.74
※2022年10月時点 参考:Vanguard HPより作成

ご覧の通り、米国を代表する超優良企業ばかりです。
全443銘柄でありながら、組入比率TOP10銘柄が全体の2割程を占める構成になっています。

セクター比率

※2022年10月時点 参考:Vanguard HPより作成

こうしてみると、全体的にバランスが取れてるように見えますね。
金融、公益事業、生活必需品、エネルギーが全体の半分を占めています。

GAFAMなどの情報技術セクターは含まれないため、構成がVTIとは大きく異なります

また、不動産セクターが構成対象からほぼ外れている点も特徴といえます。

直近10年の分配金の推移

2020~2021年はコロナショックの相場で株価下落がありましたが年間配当金は減少しなかった為、高配当株が不況時に強いことを示した結果となりました。

過去のトータルリターンを比較

SPYと比較

人気な指数の1つであるS&P500、この指数に連動するETFであるSPYとVYMを比較して見ましょう。

※TradingViewにて作成 ※配当を再投資したリターンであり、税金や運用コストを考慮していない

GAFAに代表されるハイテク企業の株価高騰があった2020~2021年頃のパフォーマンスが大きく影響し、リターンに大きな違いが見られます

配当を市場平均以上に出すような成熟企業を組み入れているにも関わらず、この15年でVYMは約3倍に成長しており、これからも十分な成長が見込めると考えています。

HDV、SPYDと比較

米国の高配当ETFとして人気なHDVとSPYDとも比較してみます。
SPYDの設定日が2015年10月であるため、2016年1月~2022年9月のリターンを比較します。

※TradingViewにて作成 ※配当を再投資したリターンであり、税金や運用コストを考慮していない

配当利回りという観点では、VYMよりもHDVやSPYDの方が高いという特徴があります。
しかし株価の成長性という点では、VYMに軍配が上がることがお分かりいただけると思います。

まとめ

  • VYMは米国株式市場のうち配当利回りが市場平均を上回る銘柄を組み入れるETF
  • 組入銘柄が443と多く、分散が効いている
  • 経費率が0.06%と最安水準
  • 直近10年で増配を続けており、安定感がある
  • インカムゲインだけでなく、キャピタルゲインも狙える優良な高配当ETF

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