NISAの抜本的な拡充案が令和5年度の税制改正大綱で発表され、NISAの認知度が高まってきたのではないでしょうか?
そこで本記事では、金融庁から発表されたNISA口座の利用状況(2022年9月末時点)について見ていきます。
出典:NISA・ジュニアNISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について(金融庁)
目次
NISA口座の利用状況
年代別の総口座数の増加率
NISA総口座数 9月末時点 | 2022年6月末からの 増加率 | |
---|---|---|
20歳代 | 174万7143 | 5.3% |
30歳代 | 301万5426 | 3.9% |
40歳代 | 328万2783 | 3.5% |
50歳代 | 309万6101 | 3.8% |
60歳代 | 273万4763 | 1.7% |
70歳代 | 243万3166 | 0.5% |
80歳代以上 | 122万1870 | 1.4% |
20~30歳代の口座数の増加率が高いのが分かります。
20歳代の口座数は他の年代と比較して、まだまだ伸びしろがあるといえますね。
口座数と買付額
つみたてNISAの口座数と買付額の推移は以下のようになっています。
口座数は前四半期末比7.2%増の約684万口座、買付額は同16.2%増の約2兆4476億円と順調に伸ばしています。
直近5年間のNISA(一般・つみたて)・ジュニアNISA口座における買付額の推移は以下のようになっています。
買付額 [円] | |
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2018年9月末時点 | 15兆360億1332万 |
2019年9月末時点 | 17兆6067億4180万 |
2020年9月末時点 | 20兆7673億7991万 |
2021年9月末時点 | 24兆5121億5406万 |
2022年9月末時点 | 28兆9426億7111万 |
買付額は概ね、1年間で4兆円の増加ペースとなっていることが分かります。
また、政府は今後5年間で買付額を56兆円に倍増させることを目標に掲げています。これを発表した時点で、私は今のペースでは厳しいだろうと思っていました。
しかし、最近の20~40代の口座数の増加や2023年から始まる新NISA制度によって年間投資枠が大幅に拡大することも踏まえると目標達成も十分あり得るという見解に変わってきました。
まとめ
- NISA口座の利用状況の調査結果について見ていきました
- 2023年から新NISAがスタートするため、これからの伸びに注目&期待です
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