「新NISAを始めて本当に良かった!」
最近、そんな声をよく耳にします。
実際、ここ4~5年で投資を始めた方は10~50%の含み益が出ているのではないでしょうか。
このような現状だと「投資って思ったより簡単?」という印象を受けるかもしれません。
運用が好調な今だからこそ、ここで一度立ち止まって考えてみましょう。
新NISAの運用益データから考える、これからの心構え
最新の新NISA関連の個人意識調査によると、以下のように新NISA利用者の約7割(73.9%)で運用損益が+10%以上という結果が出ています。

調査結果では、運用成績が好調な背景として次の点が挙げられています。
- AI(人工知能)への成長期待による世界的な株式市場の上昇
- 円安の進行による外貨建て資産の評価益増加
つまり、多くの人の運用がうまくいっているのは、
「投資判断が上手だったから」ではなく、相場環境が非常に良かったという側面が大きいのです。
これは決して悪いことではありません。
むしろ、長期投資を続けてきた人がその恩恵を受けられているのは、NISA制度の強みとも言えます。
相場は、ずっと右肩上がりではない
しかし、株式市場も為替も、永遠に上がり続けることはありません。
AIブームが一服するかもしれませんし、円高に振れる局面もいずれくる可能性があります。
そのときに、評価額が減ったり、含み益が消えていくことを味わうことになりますし、そんな状況に直面する可能性は高いです。これから20~30年スパンでの長期投資を見据えているなら元本割れが起きないほうが奇跡と言えます。
しかも、下落局面には「NISAで投資した過半数が元本割れに!」「NISAは国家的な詐欺だ!」というメディア発信やSNS投稿も増えることが予想されます。
これが波及すると「NISAなんかやらなきゃよかった」というように今とは真逆の反応が出てくるでしょう。
今うまくいっているからこそ、「下落も起こり得る」という前提や覚悟を持っておくことが大切です。
まさに、下落局面での立ち回りこそ長期投資家の腕が試されるのかもしれません。
新NISAで大事なのは「結果」より「姿勢」
そもそもですが、新NISAは短期の勝ち負けを競う制度ではありません。
本来の価値は、”長期・分散・積立” を前提に、時間を味方につけて投資をすることにあります。
今の好成績に安心しすぎず、
- 下落はいずれ必ず来るものだと構えておく
- 今の習慣を変えずに継続する
- 常にあらゆるリスクを頭に入れておく
こうした姿勢が、将来の結果につながってきます。
まとめ
現状、新NISAの運用成績は好調ですが、背景には相場環境の良さが大きく影響しています。
こんなときだからこそ、下落も想定した心構えが必要です。
「調子がいい今」こそ、長期投資家としての本当の準備期間です。
浮かれすぎず、悲観しすぎず、淡々と続けていきましょう!

コメント