「投資はお金持ちがするもの」「今は低収入だから投資なんて無理」
このように考えている方はまだまだ少なくありません。
本記事では、低収入・少額でも投資を始める意味や、収入に関係なく共通するお金の考え方について整理して解説します。
大事なのは「収入」ではなく、「使い方」
一般的に投資は「余裕資金がある人がやるもの」というイメージがあります。
しかし実際には、高所得でも貯蓄ができない人や低所得でも着実にお金を貯めている人も存在します。
また、重要なのは収入額そのものではなく、収入の使い方です。
しかも、高所得者ほど生活レベルを上げすぎて、破綻するケースも少なくありません。
投資は収入額ではなく「貯蓄率」で決まる
投資ができるかどうかは、低所得・高所得では決まりません。
重要なのは「いくら稼いでいるか」ではなく、収入の中からどれほどの割合を貯蓄・投資に回しているか(=貯蓄率)です。
名著『バビロンの大富豪』では収入の1割を貯蓄することを目安としています。
これは、手取り20万円なら2万円、手取り50万円なら5万円 といった感じで割合は変わりません。
高収入でも全て使ってしまえば将来は不安定になり、低収入でも割合を守れば家計を健全にすることができます。
ちなみに、名著『となりの億万長者』では収入の15~20%以上を貯蓄にまわすことが富を築く一歩になるとされています。
少額でも「老後資金」から投資を始める理由
少額投資を始めるなら、まずは老後資金のための長期投資が最適です。
理由は、以下の3つです。
- 老後資金は使う時期が一番遅い
- 投資期間を長く取れる
- 長期ほど安定運用がしやすい
たとえ毎月1,000円でも構いません。
金額の大小よりも、「投資をする環境を作る」「積立を継続する」こと自体が重要です。
低所得の方が将来有利になることもある
意外ですが、支出が少ない人ほど老後に向けた資産形成がしやすい、FIREに近づきやすいという側面があります。
そもそも生活レベルが高くなく、足るを知っているため、
- 必要な老後資金が少なくなる
- 投資額が小さくても生活が成り立つ
というメリットがあります。
例えば、手取り16万円だと投資額は毎月1.6万円、これを40年間、年5%で運用できれば、2,000万円を超える規模になります。低所得でも支出が抑えられていれば、老後生活は十分に成立する可能性を秘めています。
まとめ
投資の一歩目は収入の多さで判断するものではなく、貯蓄率で考えることが大切です。たとえ少額であっても、長期・積立という形で続けていけば、その行動自体に十分な意味があります。
また、最初から完璧を目指す必要はなく、知識や環境が整ってから始めようと考えているうちに、時間だけが過ぎてしまうことの方が大きなリスクになります。
「低所得だから投資できない」と立ち止まるのか、それとも「今できる最小の一歩を踏み出す」のかで、将来の安心感や選択肢は大きく変わっていきます。できる範囲で行動を始めることこそが、将来への不安を減らす最も現実的な方法だと言えるでしょう。

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