株式投資をしていると、ふと「今が高値ではないか?」と思うことがあります。
特に大きな含み益が出ていると、「一度売って、株価が下がった時に買い直せばもっと効率よく資産を増やせるのでは?」と考えてしまうものです。
売却して現金化するべきか、それとも保有し続けるべきか…。
本記事では、投資で大きな利益が出ている場合の考え方について整理してみます。
今、売却するべきか?
「今の株価は高いから売り時だ」と感じる瞬間は誰にでもあります。しかし、将来の株価を正確に予想することは極めて難しいのが現実です。
実際、世界的な投資家のウォーレン・バフェットでさえ「未来の株価を予想できる人はいない」と語っています。過去を振り返ると「暴落が来る」と言われ続けても、結局は株価が上昇してきた局面が何度もありました。
つまり、短期的な株価の上下を当て続けることはほぼ不可能と考えた方が良いでしょう。
全額売却のリスク
一度に全てを売却すると、確かに株価が下がった時に備えることはできます。しかし、株高局面に弱い状態になります。
つまり、資産全体を「一方向に賭ける」形になり、投資というよりは投機に近づいてしまいます。さらに、売却後に株価が下がらず上昇を続けた場合、「結局、もっと高い値段で買い直してしまう」という機会損失も起こる可能性もあります。
長期投資の基本は「どう転んでも対応できる姿勢」
投資の王道は、株価が上がっても下がっても対応できる状態を保つことです。
株価は長期的には右肩上がりですが、途中で大きな下落も必ず訪れます。そのため、株式と現金をバランスよく持っておくことが重要です。
次章にて、「どう転んでも対応できる姿勢」をどのようにして実現するかを解説します。
長期投資でブレないためには、”マイルール順守”の徹底を!
長期投資では、なるべく感情が入らないように「仕組み化」することが有効です。
例えば、
- 給料が入金されたら、手取りの1割を別の口座に振込み、先取り貯金をする
- 運用状況は頻繁に見ずに「四半期に1回」だけ確認する
- 株式市場の動きを見ながら売買するのではなく、毎月決まった日に定額で買付する
- 投資する国や銘柄を絞らずに、全世界の成長を享受できる全世界インデックスに連動する商品に投資する
このような仕組みやマイルールを活用することで、ブレずに貯蓄を継続することができます。
今回の議題である「元本に対して大きな含み益が出ているときはどうすればよいか?」への対応策も事前にマイルールを策定しておくことが有効です。
例えば「株70%+現金30%」という比率で運用するというルールを決めたなら、株式で成長を享受しつつ、下落局面では現金を活用して買い増しができます。どちらに転んでも対応できるため安心感のあるポジションと言えます。
他にも、高配当投資に対するルールであれば「配当利回り」などの指標をもとにポートフォリオを調整することも選択肢になります。
このように、あらかじめルールを決めておくと「いつ、どのくらい売ればいいか」という基準が明確になります。
感情に振り回されず、冷静に資産管理を行える点が大きなメリットです。
まとめ
「今、売却して下がったら買い直す」という考え方は一見合理的に見えますが、実際には未来の株価を予測することはほぼ不可能です。むしろ、株式と現金の比率を決めてマイルール通りにリバランスすることが長期的に安定した投資成果をもたらします。
全額売却のような極端な判断を避けることで、上昇時の成長も、下落時の買い増し機会も取りこぼしにくくなります。また、投資比率や配当利回りを基準にしたマイルールなど、行動を自動化する“仕組み化”は感情に左右されない長期投資には非常に有効です。
結論、「自分で決めたルールに沿って淡々と続ける」ことが最強の投資戦略です。
短期的な値動きに振り回されず、冷静に資産形成を続けられる環境を整えて、長期投資を成功させましょう!

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