2024年からスタートした新NISAは、非課税期間の恒久化や投資枠の拡大といった改正が行われ、投資初心者からベテラン投資家まで幅広く注目を集めています。これに伴い、NISAの口座数や買付額は年々増加し続けています。
今回は金融庁から発表されたデータをもとに、NISA口座の利用状況について紹介していきます。
出典:NISA・ジュニアNISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について(金融庁)
資産所得倍増プランで掲げられた目標について
岸田政権下で政府が掲げていた”資産所得倍増プラン”では2027年までにNISAの口座数を3400万、累計買付額を56兆円に増加させることを目標にしています。私はこれが発表された当初、達成は難しいと思っていました。
しかし、最近の20~50代の口座数の増加や新NISAのスタートに伴うキャンペーン的な企業活動も踏まえると、「目標達成は時間の問題」という見解に変わってきました。
NISA口座の利用状況
年代別の口座数や買付額のデータが見当たらなかったため、NISA全体の口座数と累計買付額をグラフにしてみます。
口座数と累計買付額
NISAの口座数と買付額の推移は以下のようになっています。
口座数は2023年12月末時点で2000万口座を超え、最新データだと2025年3月末時点で2600万口座を突破しています。累計買付額は60兆円に迫る結果となっています。
2025年初め(1~3月)の買付額は6.6兆円と、年初で一括投資をする利用者の影響なのか高い伸び幅となっています。

資産所得倍増プランで掲げられた目標はいつ達成されそうか?
最近データをもとに、いつ頃達成されそうか予測してみようと思います。
口座数
新NISA開始直後の2024年1~3月の口座増加数は約186万口座もありました、しかし同年3~6月は105万口座、同年6~9月は81万口座という結果で伸び方は少しずつ鈍化しています。
今回は、口座増加のペースを以下のように仮定して3400万口座到達の時期を予測してみます。
伸び方の鈍化を考慮して、前年比20%減としてみました。
| 年 | 1年間での口座増加数 |
|---|---|
| 2025 | 300万口座 (1~3月の実績値:約88万口座) |
| 2026 | 240万口座 |
| 2027 | 200万口座 |
| 2028 | 160万口座 |
| 2029 | 120万口座 |

口座数が3400万に到達するのは2028年09月という結果になりました。
政府は2027年までの到達を目標としているので達成は少し後ろ倒しといった感じでしょうか?
ちなみに、現在の口座開設数の増加幅が鈍化せずに維持できれば、ギリギリ2027年12月に達成できます。
累計買付額
累計買付額については、2025年03月末時点で約59兆円という結果で、
政府が掲げた目標の56兆円を達成できました!
まとめ
- 金融庁から公表されたNISA口座の利用状況の調査結果の最新版について確認しました
- 「貯蓄から投資へ」の肝となる重要な制度” NISA ”が着実に普及していっているのが分かりました
- 最近の動向から、資産所得倍増プランで掲げられた目標がいつ頃達成されそうか予測してみました

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